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マンジャロとウゴービの違い

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マンジャロ(Mounjaro)
ウゴービ(Wegovy)

マンジャロ(Mounjaro)とウゴービ(Wegovy)はどちらもGLP-1受容体作動薬という種類の注射薬で、体重減少や糖尿病治療に使われますが、作用の仕組みや対象となる病気が少し異なります。
以下でわかりやすく比較します

基本情報比較

項目 マンジャロ(Mounjaro) ウゴービ(Wegovy)
有効成分 チルゼパチド
(Tirzepatide)
セマグルチド
(Semaglutide)
作用の仕組み GLP-1受容体 + GIP受容体 の2つに作用(デュアルアゴニスト) GLP-1受容体のみに作用
主な効果 血糖値の改善+強い体重減少効果 体重減少効果(血糖値も下がる)
もともとの適応症 2型糖尿病治療薬として開発 肥満症治療薬として開発
日本での承認状況(2026年1月時点) 糖尿病治療薬として承認済み (肥満症も申請中) 肥満症治療薬として承認済み
保険適応 なし 条件付きであり
注射頻度 週1回 週1回
効果発現の速さ 比較的早い(GIP作用で食欲抑制+代謝促進) 徐々に効いてくるタイプ(主に食欲抑制)
副作用 吐き気、下痢、便秘、食欲不振など 吐き気、下痢、便秘、倦怠感など
体重減少効果(平均) 約15〜22%(臨床試験) 約10〜15%(臨床試験)
体重減少効果

2022年にNew England Journal of Medicineに掲載されたSURMOUNT-1試験で、チルゼパチド(マンジャロ)を72週間使うことで、体重が15〜22%減少したことが報告されました。これは、従来のダイエット方法だけではなかなか達成が難しい数字です。同様に、セマグルチド(ウゴービ、オゼンピック)も、肥満症の方に対して68週間使うことで体重が約15%減少したというSTEP試験が報告されています。GLP-1製剤全体として、減量効果だけでなく心血管リスクの改善にも良い影響が期待されています。

どちらが向いているか?

目的・体質 向いている薬
糖尿病もあり、血糖コントロールを重視したい マンジャロ
肥満を中心に治療したい(糖尿病なし) ウゴービ
より強い減量効果を狙いたい マンジャロ(チルゼパチドはデュアル作用)
胃腸が弱く、副作用が心配 ウゴービ(副作用がやや軽い傾向)

まとめ

  • マンジャロは「糖尿病+ダイエット」両方に強く、今後は肥満症向けにも拡大予定。
  • ウゴービは「肥満症専用」で、安全性データが豊富。
  • 肥満に対してマンジャロは自由診療、ウゴービは条件付きで保険適用あり。
  • 効果重視ならマンジャロ、副作用の穏やかさを重視するならウゴービ、という選び方が一般的です。

よくある質問(FAQ)

マンジャロとウゴービはどちらがリバウンドしにくいですか?
どちらの薬も使用を中止すると食欲が元に戻り、リバウンドが起こる可能性があります。
リバウンドを防ぐためには、薬の効果だけに頼らず、食事量や生活習慣を段階的に整えていくことが重要です。
特にマンジャロは体重減少スピードが速いため、急な中止はリバウンドにつながりやすく、医師管理のもとでの減量計画が大切です。
マンジャロとウゴービは途中で切り替えることはできますか?
医師の判断のもとで切り替えは可能です。
実際に「ウゴービで効果が弱くなったためマンジャロへ変更する」「副作用が強くマンジャロからウゴービへ戻す」といったケースもあります。
マンジャロとウゴービは保険適用になりますか?
2型糖尿病と診断され、治療目的で使用する場合は基本的に保険適用となります。
一方、体重減少・ダイエット目的のみの場合は、マンジャロは自由診療(自費)となりますがウゴービは高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがあり、BMIが35以上、またはBMI 27〜35未満で健康障害(脂質異常症、糖尿病など)を2つ以上持つ場合、保険適用(3割負担)となります。美容・ダイエット目的は対象外で、食事・運動療法でも改善しない肥満症が対象です。処方可能な医療機関は条件があり、主に総合病院の専門外来のみに限られます。
どちらも一生使い続ける必要がありますか?
ダイエット目的では一生使用する薬ではありません。
多くの方は、治療にて標準体重まで減り安定した段階で減量・中止を検討します。
ただし、中止後の生活習慣が整っていないと体重が戻りやすいため、治療期間中に食事・行動の改善を並行することが重要です。
マンジャロとウゴービで「効かない人」はいますか?

一定数、効果を実感しにくい方は存在します。
主な要因として、

  • 食事量が変わらない
  • 高カロリー飲料・間食が多い
  • 睡眠不足やストレスが強い
  • すでにGLP-1への反応が弱い体質

などが挙げられます。薬の種類よりも使い方と生活習慣の影響が大きい点が特徴です。

マンジャロとウゴービは併用できますか?
併用はできません。どちらも同じGLP-1作用を持つため、併用すると副作用リスクが高まります。使用する場合は、いずれか一方のみを医師の指示に従って使用します。
注射は自分で行う必要がありますか?
基本的には自己注射となります。どちらもペン型注射器を使用し、操作は非常に簡単で、針も極細です。使用方法もとても簡単で、多くの方が問題なく継続されています。また、注射の使い方の動画を製造メーカーが作成しているので使用開始前にご確認ください。
注射する時間帯は決まっていますか?
特定の時間帯の決まりはありません。ただし、毎週同じ曜日に注射することで血中濃度が安定しやすくなります。食前・食後の指定もありませんが、副作用が出やすい方は就寝前を避けることがあります。
妊娠中・授乳中でも使用できますか?
妊娠中・授乳中の使用はできません。また、妊娠を希望されている方も、原則として使用を中止する必要があります。安全性が確立されていないため、必ず医師へ相談してください。
マンジャロとウゴービはどちらの方が安全性が高いですか?
どちらも世界的に使用実績があり、安全性は十分に検証されています。
ウゴービは使用歴が長くデータが豊富、マンジャロは比較的新しいものの大規模臨床試験で高い有効性と安全性が確認されています。
安全性の差というより、効果の強さと副作用の出やすさの違いと考えるのが現実的です。
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