「リベルサスを飲んだあとに二度寝してはいけない」と言われるのには、薬の吸収に関係する理由があります。
リベルサス(二度寝がダメな理由)
リベルサスは「空腹時」に吸収される薬だから
リベルサス(セマグルチド)は胃の中が空っぽの状態でしか吸収されません。
そのため、
- 朝起きてすぐ、コップ半分程度の水(約120mL以下)で飲む
- 飲んだ後は 最低30分間は何も飲食しない
というルールがあります。
二度寝すると何が起きるか?
胃の動きが遅くなり、吸収が不安定になる
寝ている間は消化器の動きが止まり、薬が胃に長く滞留します。
有効成分がうまく吸収されず、効果が下がることがあります。
水分が少ない状態で寝ると薬が喉や食道に残る可能性
これにより、食道の炎症や胸やけを起こすリスクがあります。
二度寝の間に唾液を飲み込むだけでも吸収が変わる
少量の水分や唾液の飲み込みでも、薬の吸収を妨げる場合があります。
その他
- 重度の低血糖リスク
- 胃腸障害(吐き気)の増強 なども招く可能性があります。
服用後(特に30分〜1時間)は、低血糖の予兆に気づけず、横になることで薬が胃に留まり副作用が強く出やすいため、必ず起きて過ごす必要があります。
具体的な理由
1.低血糖の気づき遅れ(最重要)
リベルサスは血糖値を下げるため、服用後に低血糖(冷や汗、動悸、意識障害)が起こることがあります。寝ているとこの症状に気づかず、昏睡などの重症化リスクが高まります。
2.胃腸障害の副作用(吐き気・嘔吐)
寝ることで胃腸の動きが弱まり、薬が胃に長時間留まり続けるため、吐き気や胃の不快感、胃の粘膜への刺激が強くなります。
3.薬の吸収率低下
リベルサスは空腹時(胃が空の時)に正しく吸収されます。服用後に寝てしまうと、胃腸の働きが低下し、薬の吸収が不完全になるため効果が落ちる可能性があります。
対策
服用後30分〜1時間は、朝の準備や軽いストレッチなどをして起きているようにしてください。
正しい服用タイミングの目安
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 起床直後 | リベルサスを120mL以下の水で服用 |
| その後30分 | 何も食べない・飲まない・二度寝しない |
| 30分後以降 | 朝食・コーヒーなどOK |
ワンポイント
もし朝どうしても眠くて二度寝したい場合は、
- 起きたあとに二度寝する前に飲まない
- 完全に起きてから飲む
ようにすると吸収が安定します。

よくある質問(Q&A)
水はなぜ「120ml以下」と決まっているのですか?
リベルサスは「胃の中で一定の濃度条件」が保たれないと吸収されにくい薬です。
水を多く飲みすぎると、
- 胃内の薬の濃度が薄まる
- 胃の中での滞在時間が変わる
- 薬の吸収補助成分(SNAC)の働きが弱まる
可能性があります。そのため、コップ半分程度(約120mL以下)と決められています。
お茶・コーヒー・牛乳ではなく、必ず「水」で服用してください。
朝食を食べてしまった場合はどうすればいいですか?
朝食を先に食べてしまった場合、その日は無理に服用しないでください。
リベルサスは「空腹時」以外ではほとんど吸収されません。食後に飲んでも効果は期待できず、副作用だけが出る可能性があります。その日はスキップし、翌朝通常通り服用してください。2回分をまとめて飲むことは絶対に避けてください。
飲み忘れた場合はどうすればよいですか?
その日の服用を忘れた場合は、気づいた時点で追加服用はしません。
リベルサスは1日1回の薬です。夕方や夜に飲むと、空腹条件を満たせないため吸収されません。翌朝、通常通り1回分のみ服用してください。
コーヒーやプロテインは30分後なら本当に大丈夫ですか?
はい、30分経過すれば基本的には問題ありません。
ただし、
- ブラックコーヒー(胃刺激が強い)
- 高脂肪の朝食
- 大量のプロテイン
などは、吐き気が出やすい方では胃の負担になることがあります。
最初の1~2週間は、軽めの朝食から様子を見ることをおすすめします。
服用後に横にならなければ、座っていても大丈夫ですか?
はい、座っている・立っている状態であれば問題ありません。
重要なのは、
- 胃の動きを極端に落とさないこと
- 食道への逆流を防ぐこと
- 副作用に気づける状態でいること
です。軽い家事や身支度程度の活動が理想的です。
他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
基本的に同時服用は避けてください。
リベルサスは吸収条件が非常に繊細な薬です。他の薬を一緒に飲むと、
- 吸収が阻害される
- 効果が不安定になる
可能性があります。他のお薬は、リベルサス服用から30分以上あけて服用してください。
持病のある方は必ず医師へご相談ください。
服用中にアルコールは飲めますか?
少量であれば問題ありませんが、以下に注意が必要です。
- 低血糖リスクが上がる
- 胃腸障害が悪化しやすい
- 食欲抑制効果が弱まることがある
特に開始初期(1か月以内)は、副作用が出やすいため控えめにしてください。
どれくらいで体重は減り始めますか?
個人差がありますが、
- 2~4週間で食欲の変化を実感
- 1~3か月で体重減少が明確になる
ケースが多いです。急激な減量よりも、緩やかに落ちていく方が安全でリバウンドしにくいとされています。
服用をやめるとリバウンドしますか?
生活習慣が変わっていない場合、体重が戻る可能性はあります。
リベルサスは「食欲を調整する薬」であり、脂肪を直接溶かす薬ではありません。
そのため、
- 食事内容の改善
- 間食の見直し
- 軽い運動習慣
を同時に行うことが、リバウンド予防に重要です。
誰でも使用できますか?
以下の方は使用できない、または慎重投与となります。
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の胃腸障害がある方
- 膵炎の既往がある方
- 甲状腺疾患(特定のタイプ)のある方
安全のため、必ず医師の診察のうえ処方を受けてください。

