UnMed Clinic Motomachiでは、コロナ禍で増え続けている肥満患者さんに対して、肥満症を1つの現代病と位置づけ、予防医学の見地より積極的に肥満治療を推進しております。肥満を改善し、健康寿命の延長に寄与して参ります。
肥満は病気です。
自分で頑張らなくても内服治療で対応出来ます。
分かっていても食べてしまう。そんな方は是非ご相談下さい。
メディカルダイエットとは
メディカルダイエットとは、GLP-1受容体作動薬によって、食事制限や大変な運動を行わなくても、自然に食欲を抑えてダイエットを進めていく治療方法です。現在、GLP-1は、「肥満治療薬」として世界各国でも注目されており、日本でも生活習慣病の治療や健康予防に有効な方法として実施する医療機関が増えてきております。当院では、2020年6月に2型糖尿病を適応として国内で承認された内服薬:リベルサスを使用して治療をご案内しております。
※リベルサスは、国内で「肥満治療」の効能・効果で承認されているGLP-1製剤ではありません。自費診療となります。諸外国では、リベルサスと同一成分の注射製剤が、米国のFDA、EU27か国のEMA、韓国のMFDSにおいて肥満治療薬として承認されています。
GLP-1(リベルサス)とは
GLP-1ホルモンは、インスリンの分泌を促す働きを持ったホルモンの1つです。健康な人の体では、食事を摂取した際に小腸から分泌され、脳に「もうお腹がいっぱいである」という信号を送り、食べ過ぎを抑制する役割があります。
さらに、GLP-1ホルモンには、胃酸分泌や腸の働きを低下させる効果もあり、食べ物の消化に時間がかかることで、お腹が満腹な状態が長く続き、食欲を低下させる効果もあります。また、膵臓に作用して血糖値のコントロールにも効果があります。通常、GLP-1ホルモンの分泌量には個人差があり、分泌量が多い人は痩せやすい体質で、少ない人は太りやすい体質と言えます。そのため、肥満症の方にGLP-1受容体作動薬を使用することで、食欲を抑制し、自然と痩せやすい体質をつくる効果が期待できます。
このGLP-1ホルモンを使用したダイエット方法は、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を受けた安全性の高い治療方法で、韓国やヨーロッパでも肥満治療として実施されております。日本では、2型糖尿病の治療薬として使用が認められていましたが、近年では肥満治療としても認識されてきております。
GLP-1受容体作動薬の内服薬
これまで日本の医療機関では、「サクセンダ」「ビクトーザ」「オゼンピック」などのGLP-1受容体作動薬が主流でしたが、いずれも注射を使って体内に投与する必要があり、一般の方には抵抗がありました。近年は、「リベルサス」というGLP-1受容体作動薬が登場し、内服薬として使用することができます。そのため、以前と比較してより安全に治療を受けていただけるようになってきました。当院でも「リベルサス」を使用した治療をご案内しております。
GLP-1(リベルサス)によるダイエット
GLP-1には下記のような効果が期待できます。
- 脳の食欲中枢に働きかけ、満腹信号をおくり食べ過ぎを抑制する
- 胃酸の分泌を抑制し、腸の排出運動を低下させ、消化に時間がかかることで、長い時間満腹な状態を継続し食欲を抑える
- 膵臓に作用して血糖値のコントロールを促す
当院のリベルサスダイエットの特徴
当院では、リベルサスとカナグルを用いたGLP-1メディカルダイエットを行っております。
特徴①:体への負担が少ない
多くの方がダイエットの経験があると思いますが、食事制限をしたり、無理な運動をすることは、精神的にストレスもあり、体にも負担が大きく継続が難しく途中で断念してしまうことが多いです。GLP-1ホルモンを内服するダイエット方法では、1日1回の内服で自然に食欲が抑えられ無理なくダイエットが続けられます。
特徴②:太りにくい体質を実現
GLP-1ホルモンには、胃腸の働きを抑えるので、長時間満腹感が続きますので、ダイエットで一番つらい「空腹感」が減少します。それに加えて、一緒に内服するSGLT2阻害薬(カナグル)によって、糖を吸収せず、尿から排出する働きがあるため、糖質を摂取しても吸収されにくくなります。
特徴③:自宅で治療できる
リベルサス(GLP-1)は2020年6月に国内で承認された内服薬です。注射の痛みや手間、リスクがなく自宅で簡単に治療を実施できます。
特徴④:内科医が治療を担当
昨今、美容系クリニックでダイエット薬が気軽に購入できるようになっておりますが、使用方法を間違えたり、その人に合った薬剤を選択しないと、副作用に悩んだり、良い治療効果が得られなかったりします。実際に、国民生活センターから注意喚起も出ています。
そんな中、UnMed Clinicでは肥満に対して真摯に向き合い、肥満になってしまった背景や治療効果、さらに副作用などについて、内科的にしっかりサポートさせて頂きながら、適切な治療をご提案させて頂いております。そうすることで、ご利用の皆さまに、安心して、より確実な減量効果、さらには、リバウンドしない肥満治療、体質改善を実感して頂きたいと考えております。
SGLT2阻害薬の活用
GLP-1ホルモンと一緒にSGLT2阻害薬を内服することで、よりダイエット効果を高めることが期待できます。本来人間の体は、腎臓で血液から尿をつくる際に糖が尿に混ざってしまいます。しかし、腎臓で尿から糖を回収し、尿には糖が含まれない仕組みになっております。そこで、SGLT2阻害薬を内服することで、腎臓で尿から糖を回収する働きを阻害することで、糖が尿から排出されるようになります。
SGLT2阻害薬(カナグル)
SGLT2阻害薬(当院ではカナグルを採用)は、血液中の糖質を尿中に多量に排出させ、血糖値を下げることでダイエットが期待できる薬です。つまり、糖質をよく摂る人で、血液検査で高血糖が疑われる人に対して非常に有効なダイエット補助薬と言えます。おおよその目安として、カナグル1錠服用することによってご飯一杯分の糖質の摂取を無かったことにすることができます(高血糖が著明でない方では効果が十分に発揮されない可能性があります)。
また、ゆっくりと体重減少効果を発現するため、数か月間、持続治療することが必要です。どうしても糖質摂取量を減らすことが難しい方は、SGLT2阻害剤を利用(併用)するのもご検討ください。
リスク・副作用について
- 口渇、脱水症状
- 倦怠感
- 胸の痛み
- 嘔気、食欲低下
- 便秘、下痢、腹痛
- 頻尿
- 低血糖症状
- 発熱
以上のような症状があった場合は、内科医師がしっかりとケア致しますのでご相談ください。
治療の流れ
ご予約から診療
- ホームページから内科枠(外来予約⇒初診⇒その他)でご予約してください。
- 予約日に来院していただき、問診票を記入していただきます。
- 医師の診察となります。
- 治療薬(リベルサス・カナグル)を受取ってお会計となります。
治療費について
※初診時のみ初診料として2,880円いただきます。
※下記費用は2023年5月16日からの価格となります。
GLP-1受容体作動薬 リベルサス(30日分) |
3mg 30錠 9,900円(税込) 7mg 30錠 17,600円(税込) 14mg 30錠 24,200円(税込) |
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SGLT2阻害薬 カナグル(30日分) |
100mg 30錠 11,000円(税込) |
ツムラNo.62 防風通聖散(28日分) | 84包 3,850円 (税込) |
※リベルサスのみ、カナグルのみ、2剤併用、防風通聖散の併用いずれも処方可能です。
※当クリニックで扱うリベルサスは全てノボノルディスクファーマ(株)が製造しています。
※防風通聖散により下痢症状が出ることがあります。
リベルサスの服用方法
リベルサスの内服について、空腹時(1日の最初の食事の前に)に服用してください。服用後、飲み物を飲んだり、食べ物を食べたり、他の薬を内服するのは30分経過してからにしてください。
カナグルの服用方法
1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。
リベルサスと併用の方は、一緒に飲まずカナグルは朝食後にしてください。
防風通聖散の服用方法
食前または食間(食後2-3時間)に服用します。
リベルサスと併用の方は、朝分は一緒に飲まず防風通聖散を食間に服用してください。
肥満症の方にカウンセリングのご提案
UnMed Clinic Motomachiでは、肥満症患者さんの精神面の影響についても大きく関わっていると考えております。“ストレス食い”という言葉があるように、ストレスによって過食から肥満になったり、逆に肥満であることにストレスを感じている方も多くいらっしゃると思います。この精神的な背景こそ、何かとストレスの多いコロナ禍において肥満患者さんが増えている最大の要因ではないかと考えています。
肥満治療を進めていく上でも、精神的なバランスが保たれていない方の場合、なかなか減量が進まないケースもあり、精神的な安定こそ良好な治療効果の鍵であると言っても過言ではないでしょう。
そこで我々は、日本で初めて、肥満症専門カウンセリングサービスを始めさせて頂きました。国家資格を有するカウンセラーによる定期的なカウンセリングにより、肥満治療との相乗効果が期待でき、より良い治療効果を実感して頂ければと思います。
ご興味のある方は、こちら(肥満症が原因の精神的不調に対するオンラインカウンセリング|UnMed Ties (unmed-clinic.jp))をご参照ください。
よくある質問(Q&A)
GLP-1の薬(リベルサス)に副作用はありますか?
副作用としては、薬を飲み始めた際に、下記のような症状が報告されております。
胃もたれ、胸やけ、便秘、軽い吐き気、膨満感、倦怠感、など。
副作用には、個人差があります。ただ、治療を継続していくことで副作用は軽減していきます。ごくまれに、低血糖状態になり、冷や汗や立ちくらみが起こることがあります。その際は糖分を摂取するようにしてください。症状はすぐに落ち着きます。
GLP-1受容体作動薬(リベルサス)は誰でも治療できますか?
以下に該当される方は治療出来ません。
- 膵炎などの膵臓疾患の既往、甲状腺疾患の既往、重度の胃腸障害(胃潰瘍、炎症性腸疾患など)のある方
- 低血糖を起こす可能性が高い以下の状態の方
ⅰ)脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
ⅱ)栄養不良状態、飢餓状態、食事摂取量の不足
ⅲ)激しい筋肉運動
ⅳ)過度のアルコール摂取者 - 糖尿病の方
- 妊娠中または2か月以内に妊娠する予定の方、未成年の方、60歳以上の方
これまでダイエットに失敗した人でも効果が得られますか?
GLP-1受容体作動薬(リベルサス)を内服することで、食欲を抑制しますので、長時間満腹感が続きますので食事の量が減少します。あとは、普段通り日常生活を送ることで消費カロリーと摂取カロリーの差によりダイエットが進んでいきます。これまでに食事制限や無理な運動をして続かずにダイエットが上手くいかなかった方も効果が期待できる治療方法です。
GLP-1を使ったダイエットは安全ですか?
GLP-1ホルモンは、人の体に実際に存在しているホルモンです。すでに世界各国では肥満治療として実施されている安全性のある治療方法です。GLP-1の作用としては、食後などに血糖値が上昇した時のみにインスリンの分泌を促進する作用があるので、過剰にインスリン分泌を促進し、低血糖になるといったリスクもありません。